物相飯(もっそうめし)
和食のご飯物、料理用語集
物相飯(もっそうめし)とは
物相で抜いたご飯のことです。
物相とは
① 押し枠の一種で、古くは飯を等分に盛りつける道具をいい、囚人に与える食事に用いられていましたが、現在では主に点心(てんしん)、大徳寺縁高(だいとくじふちだか)、松花堂弁当(しょうかどうべんとう)などに使う「ご飯の抜き型」のことをさします。
■「相」には、木型という意味があり、檜(ひのき)や桜(さくら)などの木製が多いですが、近年ではステンレスなどの金属製も普及しています。
また、物相の形には丸や末広をはじめとして、松、竹、梅、ひさご(ひょうたん型のこと)などいろいろな種類があり、木製の道具を使う場合は、水にひたして十分に湿らせてから用いてください。
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