霜月かぶ懐石料理「初霜」
今回はかぶを使った懐石料理をご紹介したいと思いますのでお役立てください。
11月の茶懐石料理お献立
【折敷(おしき)】
一、飯
一文字飯
一、汁 (白味噌仕立)
小丸かぶ、酒煎りしめじ、溶きからし
一、向付
かぶら蒸し、伊勢えび、かに、あわび
ぎんなんあん掛け、おろししょうが
【関連】
■ 茶懐石料理の最初に出てくる御膳につきましては≫【折敷(おしき)とは】に掲載しております。
一、煮物椀
金時人参、ほうれん草、松葉ゆず
一、焼き物
かぶらの土佐醤油焼き、間引き菜味噌
一、たき合わせ (預け鉢)
穴子とかぶの鳴門巻き
黄菊、菊菜、かきゆず
一、和え物 (進肴)
かぶ、柿、きゅうり、大徳寺麩ごま和え
一、小吸い物、または箸洗い
小かぶ、かぶら葉、針しょうが
一、八寸
サーモン砧巻き、香茸旨煮
一、香の物
小かぶのぬか漬け、たくあん、奈良漬け
湯桶
蕪(かぶ・かぶら)
かぶは、アブラナ科の1・2年草でかぶらとも言います。
一般には、肥大した根を食用にしますが、中には根、葉ともに利用するものや、根は利用せずに葉のみを利用するもの(かぶ菜)があります。
京の伝統やさい■聖護院かぶ
聖護院かぶは、京都左京区にある聖護院付近が原産ということから、名がついていますが、元々は近江の国(現在の滋賀県)堅田地方の近江かぶだといわれています。
そして、肉質がきめ細かくて締まりがあり、甘味も強いので京都名物の千枚漬けによく使われています。
【関連】
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次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。