夏のレシピと7月の献立
鰻(うなぎ)懐石料理「土用」
今回は鰻を使った懐石料理をご紹介したいと思いますので和食調理の参考にされてはいかがでしょうか。
7月鰻懐石料理「土用」鰻懐石料理お献立
【折敷(おしき)】
一、飯
一文字飯
一、汁 (合わせ味噌)
焼きなすび、焼き肝、溶きがらし
一、向付
うなぎ白蒸し、岩茸、花穂じそ
大根おろし、わさび醤油がけ
【関連】
■ 茶懐石料理の最初に出てくる御膳につきましては≫【折敷(おしき)とは】に掲載しております。
一、煮物 (すまし仕立)
うなぎ丸しんじょう、夏子しいたけ
冬瓜、千石豆、つゆしょうが
一、焼き物
うなぎとごぼうの八幡巻き、粉山しょう
一、たき合わせ (預鉢)
うなぎひろうす
(銀なん、百合根、人参、きくらげ)
印籠煮、木の芽
子芋うま煮、蓮根、白ずいき
一、酢の物 (進肴)
うなぎ酢、打ちきゅうり
軸豆炒め、いかり防風、土佐酢
一、小吸物
うなぎ肝塩焼き、針しょうが
一、八寸
うなぎせんべい
早松茸のからし漬け
一、香の物
きゅうり浅漬け、松前たくあん
刻み柴漬け
湯桶
夏のうなぎ懐石料理の一例です。
他の懐石料理につきましては≫「茶懐石料理の献立一覧」に掲載しております。
土用の丑の日
土用とは立春、立夏、立秋、立冬それぞれの18日前のことをさしています。
一般に夏の暑い時期にあたる立秋前で、丑の日は十二支の子、丑、寅・・・暦上の丑の日をさしています。
うなぎ調理例【旨煮の作り方】
【1】開いたうなぎの肝を取り出して中骨と腹骨を包丁で「すき引き」したあと、金串を打って皮目から白焼きにしてください。
【2】次に、うなぎをせいろに並べて約30分間蒸しながら余分な脂を抜いたあと、冷ましてください。
【3】このあと、熱伝導のよい銅鍋、または鉄鍋にうなぎを並べて、同量の水と酒を材料がかぶる程度に入れてください。
そして、約20分間煮込んだあと、砂糖、醤油、みりんを加えてじっくりと煮上げてください。
■ 印籠煮の場合は筒切りのうなぎを白焼きにしてから蒸し、温かいうちに骨を抜いてください。
【関連】
≫夏の献立一覧
四季の食材につきましては「旬の食材一覧」に掲載しておりますので参考にされてはいかがでしょうか。